病気・症状・
疾患コラム
COLUMN
- トップページ
- 病気・症状・疾病コラム
- 『いつまで注射を続ける?』ヒアルロン酸注射では【治せない膝痛の特徴】
『いつまで注射を続ける?』ヒアルロン酸注射では【治せない膝痛の特徴】
2024.09.06
目次
■膝痛患者のほとんどが皆、医者から同じことを言われている
当院に来院される患者様のほとんどが整形外科に長年通っても効果の出なかった難治例です。
そして、皆
さん十中八九、お医者さんから同じような話をされているようです。
『膝が加齢に伴い軟骨が擦り減って痛いのだから、ヒアルロン酸注射してダメなら手術しかないよ』
『足の筋肉が弱いから痛いのです。体重を減らすためにも歩いて足腰を鍛えて治してください。ダメなら手術しかないよ』などです。
老化と言われたら元も子もないし、「歩け。鍛えろ」と言われても膝が痛いのでそれができません。そんなジレンマを抱えた患者様が数多くいらっしゃいます。
皆、『擦り減った軟骨が膝痛の原因なんだ』とお医者さんから頭にインプットされ、「膝を動かすと骨が壊れるんじゃないか?」と歩くこと、膝を曲げ伸ばしすることに極度の恐怖感を抱く傾向があります(ちなみに曲げ伸ばししないことも膝痛を長引かせている一要因なのです)。
そして私の感覚では、“どう考えても手術するほどではない膝の状態”の患者様にさえ手術の話が割と簡単にされている気がするのです。確かに病院で白衣を着た権威者にレントゲンを見せられながら手術の話をされたら誰でも心が動揺しますよね。
私はそんな患者様がうちに来院された時は、まず落ち着いて患者様に諦める必要はないことを説明し、口先だけでなく、実際の治療結果で痛みが無くなることを“その場”で証明します。
そして実際に治療で痛みが取れて初めて軟骨が原因でなかったことに気づくのです。
■ヒアルロン酸注射で痛みが取れない本当の理由
膝関節は『関節内』と『関節外』の2つに構造が分かれており、関節包で覆われる『関節内』は5㏄程度の関節液で満たされており、『関節外』には筋肉や靱帯があります。
そして膝痛の原因も関節の中で起こる『関節内痛』と関節の外で起こる『関節外痛』の2種類に分かれます。
『関節内痛』は擦り減った軟骨により関節内が炎症して起こる関節の内側の痛みで、『関節外痛』は関節の外側の組織(筋肉・靱帯など)へのダメージが原因で起こる関節の外側の痛みで、筋筋膜性疼痛と言います。
この『関節内痛』には、ヒアルロン酸注射が炎症を抑える働きがあるため、ある程度有効ですが、通常、膝痛は『関節内痛』『関節外痛』の両方を併発しているため、『関節内痛』の治療だけでは痛みは消えません。
全ての痛みを取るには『関節外痛』への治療が必要となります。
しかしお医者さんがメインで注目しているのは関節内の状態であるので、関節液を抜いて状態を診たり、レントゲンで関節内の軟骨の状態を診てはくれても、関節外痛は診落とし治療されない場合がほとんどなのです。
そもそも一番問題なのは 関節外痛である筋筋膜性疼痛がまだ整形外科医をはじめ一般臨床医に広く認知されていない点です(一部のお医者様は筋筋膜性疼痛を専門的に治療されている方もいらっしゃいます)。
そのため患者さんから「注射してもまだ痛みが消えない」という訴えがあると、それが『関節外痛』であるにもかかわらず、多くのお医者さんは『関節内痛』の治療法であるヒアルロン酸注射を無駄に打ち続けてしまい、結果、頻回な患部への注射により組織を傷つけ、そこに新たな膝痛の原因を作り出してしまうのです。
これがヒアルロン酸注射を打ち続けても痛みが消えない本当の理由なのです。
※ヒアルロン酸注射の効果についてさらに詳しく知りたい方はコチラ⇒意外と知らない!?ヒアルロン酸注射の効果と狙いについて
■正しい治療ならば手術が必要といわれた高齢者でさえ十分な効果が期待できます
この方はお若い頃、世界中の山を登っていた登山家です。1年のうち数か月は現地の海外で生活し、山登り中心の生活をしていました。登山家ですので足腰には自信があったのですが数年前から膝の痛みが出現し歩けなくなってしまいました。
整形外科を受診したところ「手術しかない」と言われましたが、本人はそれを拒否。ヒアルロン酸注射治療を続け、一向に改善せず当院を受診されました。
膝の変形は酷く(ステージ4【骨痛期】レベル)、膝を曲げる度にゴリゴリと音を立てます。
本人はもちろん、医者もこれは骨同士がぶつかって鳴る音だと考えていましたが、実際は違います。その証拠に私が治療したところ、曲げる度になっていたゴリゴリという音がしなくなったのです。
現在、この方は日常生活では膝痛を感じなくなるまでに回復し、先日は福島県まで有名な桜を見に念願のバス旅行へ行くことが出来ました。本人は「手術しなくて本当に良かった」と仰っています。
まだ正座を取れるまでには至っていませんので、引き続き月2回のペースで治療継続予定です。
この方は25年前から膝が痛み出し、現在は階段下りでの膝痛が主訴です。
病院では軟骨が擦り減っていると説明され、ヒアルロン酸注射治療を受け続けていましたが症状は悪化。
お医者さんは「加齢によるものだから仕方がない」とおっしゃっていたそうです。
痛みを訴えている部位(お皿の周囲)を触診すると米粒大の筋硬結を触知できます。まさにこの場所へ何度も注射を打っていたそうです。
現在、この方の膝痛は完治し、趣味のサッカーに復帰されました。
膝痛・腰痛・肩こり・関節痛でお悩みの方は、
千葉市おゆみ野のいとひや整骨院にご相談ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8:00~12:00 | ● | ● | × | × | ● | ● | ● |
13:00~17:30 | ● | ● | × | × | ● | ● | ● |
休診日:水曜日・木曜日
ご予約はWEB予約にて受け付けています。当院に関するお問い合わせはメールフォームをご利用ください。
この記事をシェアする