患者様の声
PATIENTS VOICE
患者様特別インタビュー:手術を勧められていた難治例の膝痛
2018.08.22
今回ご紹介するのは喜多村修嗣様(66歳)の膝痛克服体験記です。
高校野球時代に鍛えた強靭な意志と忍耐力で根気強く治療を受け続けた結果、手術せずに膝痛を克服。現在は立つ・歩くなどの日常動作時痛はありませんが、右膝が屈曲最終域手前(-15°)でまだ完全には曲がりきらないためリハビリを継続中の方です。
「私の体験が同じような膝痛に苦しむ患者様の少しでもお役に立てるのならば」との思いから、インタビューを実名にて快く了承して下さいました。
通常、当院の膝痛治療では90%以上の患者様が1~2回の治療で痛みが取れ、3回目以降の通院理由は、「もう痛みはないけれど膝の状態を維持したいから通院したい」という患者様ご本人からの要望によるものです。
しかし今回ご紹介する喜多村さんは当院の膝痛治療で最も難治したケースで、最初、左膝の痛みから発症し、3ヶ月後に右膝痛も発症。
左膝は2回の治療で完治したにもかかわらず、右膝は治療が難航し、改善の兆しを見せるまでに半年、膝が完全に伸ばせるようになるまでには約1年間もかかった難治症例です。
一段一段、階段を昇るようにしか回復せず、痛みに耐えながらの治療経過であったにもかかわらず、なぜ心折れずに、忍耐強く治療を受け続けられたのか?
その理由と秘訣に迫りたいと思います。
膝の痛みはいつ頃から、どのように発症しましたか?
一番初めにこちらに来院したのが4月ぐらいですから丸2年前の春先だったと思うんです。
その時は左膝が痛いということで、それも突然なんか膝が痛くなったなっていう感じがあってですね。
痛くて膝を曲げられなくなったものですから知人に紹介してもらいこちらを受診したんです。
それで先生の治療を受けて左膝は1、2回目の治療で良くなって、曲がるようにもなって。
左膝は経過がとても良好でしたよね。
ただ初診で歩き方を分析したところ、痛みの訴えの無い右膝に“外側スラスト”と呼ばれる膝関節に悪い動きが出ていたので、私はむしろ左膝より右膝の方を心配していました。
実は僕の右膝、過去に半月板を切除しているんです。
初診時に先生から右膝も将来痛くなるかもと言われ、注意していたんですが、3か月後、7月中頃だったかな?先生の予想通り今度は右膝が完全に痛くなっちゃって…。
当時、右膝は左より症状が重篤で、来院時も膝が完全に曲がっていましたよね。
ベッドに寝ても膝が伸ばせず、曲がったままでしたし、最初はビッコで歩いていました。
何が原因で突然右膝に痛みが出たんだと思いますか?
僕は高校時代野球をやっていたものですから、その野球をやってた時、今の時代と違って“うさぎ跳び”だとか練習中は水を飲まないとか昔ながらの環境の中でやってたものですから、今考えると膝を相当痛めてたなぁと。それが一気に表面化したんじゃないかと。
野球をやってた当初から膝痛はあったのですか?
膝痛は3年生卒業する前くらいにちょっとだけ感じはあったんですけど、めちゃくちゃ痛いとかはなかったです。
その当時は膝よりも肩が痛かったんで、鍼に行ったりマッサージに行ったり先輩たちがいっている所に自分も行くっていうかっこうで、鍼は何回か行ったんですけど鍼は僕には向かないかなって治療の結果も含めて。
それから鍼はやめてマッサージだとかローリングとかそういうふうな治療を受けていました。だから高校時代は膝は特に問題ありませんでした。
当院にいらっしゃる前に整形外科は受診されたのですよね?
もちろん整形外科には行きましたよ。
整形外科ではなんと言われたんですか?
レントゲンを撮って「軟骨が擦り減って関節の隙間がなくなってますよ」と言われました。
「まぁ、お年もあれだから徐々に隙間がなくなってくれば辛いでしょう。手術をしたらどうですか?人工関節を入れたらどうですか?」と手術を何度か勧められましたね。
それでその整形外科では手術以外の治療はどんなことをしましたか?
ヒアルロン酸注射ですね。
僕は月に1回くらいのペースで行ってたんですけど、行くたびに注射と痛み止めの飲み薬、それと電気治療を受けていました。
ヒアルロン酸注射を打っての率直な感想はどうでしたか?
効果は一時的で、正直、僕の場合は5日ぐらいでもう元に戻るという感じでしたね。
整形外科でヒアルロン酸注射治療を繰り返していた当時、どんな不安を抱えていましたか?
仕事で歩くものですから、一番不安だったのは仕事が続けられなくなるのではないかというものでした。
このままいって歩けなくなったらどうしようかと…。
あと当時まだゴルフをやっていましたから、実際好きなゴルフの趣味が出来なくなるのも困るなと。
整形外科医から手術の話をされた時はどんな気持ちでしたか?
NHKや雑誌の特集なんかで膝の手術についての最新情報を見て、ある程度知ってはいたのですが、実際に膝の手術を受けた患者さんの話を聞くと、「あまり良くない。手術は意味なかった」って話を聞くものですから、ちょっとどうすれば良いかなぁという感じでした。
一方では手術はOKだっていうメディアの情報があったり、でも実際に受けた方は「そうじゃない。OKじゃない」なんて話があって、正直言って非常に迷ったというか…。
でも手術しかないと医者に言われれば確かにそうなのかもって…。
とにかく不安が強かったですね。
ということは喜多村さんの中ではお医者さんは手術っていうことを勧めてきたんだけど、その手術のリスクとかいろんな話を聞いた上で、手術はできるだけ避けて、手術以外の方法で治すことを選択されたということですね。
はい、そうです。
では当院に来院され、治療開始当時はどんな感じでしたか?
はじめの半年ぐらいは膝が曲がったまま、なかなか伸びてくれず、どうなることかと思いましたね。
先生が治療のために膝を上から押さえて伸ばそうとしてくれるんですけど、どうしても抵抗して“への字型”になって腰が浮いちゃうんですね。
でも基本的に痛いから来てるんだから、どっちにしても治さないかんと強い気持ちで治療を受け続け、何とか膝を伸ばそうと必死でした。
膝痛・腰痛・肩こり・関節痛でお悩みの方は、
千葉市おゆみ野のいとひや整骨院にご相談ください。
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