最近、立て続けに3人の小学生が『踵の痛み』で来院したので、久しぶりにブログを書きました^^
3人に共通していたのは、
①サッカーやバスケットボールなどのスポーツ活動を行っている
②特に踵を痛めたきっかけはない(いつの間にか痛くなった)
③整形外科では『骨に異常なし。成長期の痛みだからスポーツを少し休ませて様子見しましょう』と言われ、活動制限していたが一向に治らない
こんな感じ。
3人の内の一人は半年も痛みが続いてて、それでもバスケットをしたいから練習では毎回踵をテーピングでグルグルに巻いて固定してやっていたとのこと。
親御さんは皆、ネットで色々調べられているので、『セーバー病』を御存じな場合がほとんど。
でもこのセーバー病、誤解されていることがホント多いんです。
一般的にはアキレス腱の張力により骨端軟骨が剥がれる的な説明をされていますが、子供の踵の痛みの原因は、これじゃない場合がほとんどだと私の経験では思うんです。
それが証拠に、感覚的に7割の子が1回目の治療で痛みが0になり、2割が2回目で、残り1割が3回目の治療で全く痛みなく運動できるようになります。
治療が4回必要だったお子さんは、今の所一人もいません。
3回治療が必要だった子の特徴は、発生からの経過が長かったり(半年以上)、レントゲン・MRIで異常が確認されているお子さんです。
レントゲン上異常のない子は、大抵が一回の治療でその場で痛みが消えます(本当です^^)。
親御さんは、「1回でこんなに良くなるの!?」と皆さん驚かれますが、子供の痛みは踵に限らず、ほとんどが1~2回の治療で十分だと私は思っています。
それくらい子供の回復力って凄いんです^^
ちなみにレントゲンに異常が診られるケースだとしても痛み自体は数回の治療で消えますよ。