患者様へのクリスマスプレゼント

■これは何に使う装具か、皆さん分かりますか？

ここ最近の週末は必ず、ホームセンターや100円均一ショップに通い、使えそうな材料を集め、今日ついに完成!!

嬉しい!!やったー（喜）

試行錯誤を重ね、ついに完成したこの装具。

これはパーキンソン病患者様用に作成した、身体を起こすための装具です。

パーキンソン病の症状の一つに前傾前屈姿勢というものがあるのですが、背中や腰が丸まっているように見えますが、実際には股関節が曲がっているのです（背骨はちゃんと反っている方が多い気がします）。

ですから、股関節から身体を起こす装具が必要となるのですが、これが探しても良いのが見つからず、自作することにしました。

私の患者様も立ち仕事（料理人）をしていて、一日中、前傾位で仕事していると腰が痛くなるとの訴え。

毎回の治療で腰のダメージを抜いても、やはり前傾姿勢が続けばまたダメージは蓄積するため、抜本的な解決方法は兎に角、姿勢を正させること。

前傾前屈姿勢でいる時間を少しでも減らすことがこの方の腰痛治癒のカギと考えました。

マイケル J フォックス(Back to the future)や伝説のボクサー、モハメド・アリも罹ったパーキンソン病。

進行性の疾患ではありますが、人間が知恵を絞れば克服できないことは無い、一矢報いることは必ずできると、私は信じています。

この装具がうまく機能すれば、きっと同じ症状で苦しむ人々の一助となるはず。

このプレゼント、患者さん、喜んでくれるかなぁ。

■パーキンソン病による歩行障害治療について⇒詳しくはこちらをクリック

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