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持続圧によって生じる圧電現象とは?
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2018.07.07
圧電現象とは、水晶などの結晶材料に圧が加わることによって電荷が発生する現象の事です。
1880年にフランスの物理学者キューリー兄弟によって発見されました。
圧電現象では、結晶体に圧力をかけると表面に静電気が生じ、帯電した電気がプラスの極とマイナスの極に分極します。
圧電現象で発生した電荷はピエゾ電気と呼ばれています。
この圧電現象は水晶だけでなく様々な物質にも見られ、それが骨にも起こるということを1952年に保田岩夫先生が発見しました。
骨における圧電現象は、例えば曲がった骨に体重などの外力が加わるとその凹側にはより強い負荷がかかり、凸側にはあまり負荷がかからない状態になります。
すると凹側にマイナスの分極が、凸側にプラスの分極が生じ、そのマイナス側には骨芽細胞が、プラス側には破骨細胞が集まることになって、凹側は骨形成が促進され、凸側には骨吸収が促進されます。
それが繰り返されることによって骨は真直ぐな状態になっていくというものです。
この圧電現象は筋膜や骨膜などに含まれる膠原線維(コラーゲン)などによく見られ、コラーゲンが歪むと電気的バランスが崩れて電気が生じると考えられています。
コラーゲンを多く含む筋膜が硬縮すると関節の筋の活動が阻害されるととともに、血液循環の低下に伴って分布する神経終末の感受性の域値が下がり、ほんの少しの筋膜への張力の変化で痛みが起きやすくなります。
外傷、炎症のない痛みに対して、その周辺部のコラーゲンに他動的に、意図的に持続的な圧力を与えて、状態を整えることにより解消することができます。
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